週刊少年サンデー2006年3.4号
>ジャぱん
ここのところマンネリ気味の感が否めないけど、昼メロの悪役みたいなキャラ・雪乃の参戦によって新境地を開いてくれればそれに越したことはありません。雪乃がパン作りに関しては素人かと思ったら「吹雪の手」を持つタルト作りの名人だったというのは意外といえば意外でした。「吹雪の手」ということは、まさかとは思うけどリアクションで「ブリアク」ねたを使うんではないかと・・・・・。
>グランドライナー
短期集中連載で大戦争によって地形が変わり、鉄道が唯一の交通手段となった世界を描く冒険もの。こういうアイディアが浮かぶあたり恐らく作者は大の鉄道ファンであると推測できます。僕も鉄道が好きなので個人的にはこういうねたは好きです。鉄道と冒険ものという今までにない組み合わせをどう生かすかが楽しみなところです。
平凡な日常を過ごし、この世界に満足する主人公・アルが世界の真実を知っているであろう謎の少女・マヤに出会うことで運命が変わるという序章を描いていますが、現段階では突っ込みどころは特に無く、また絵も見やすくレベルは高いほうなので問題はないと思います。まあ主人公が父親を嫌っているという暗い部分を持ってはいるものの、比較的ポジティブシンキングであるというところは昨今の漫画では珍しいような気がします。伏線としては、マヤの目的と、アルの父親のことが挙げられますが、これらが果たして短期集中連載で消化しきれるのかどうかも気になるところです。
>ハヤテ
勇者その3
職業:ひきこもり
特性:不登校
必殺技:働いたら負けかなと思っている!!
今週のツボはなんと言っても↑の必殺技でした。
>聖結晶アルバトロス
新連載三回目の若木民喜によるバトルファンタジー漫画。主人公は体育会系熱血空手バカで、異世界の王女、地球では動きの緩慢な役立たずのブタならぬゴミ子という二面性を持つヒロインとのコンビネーションが特徴といえば特徴でしょう。特定のアイテムによって特殊能力を得るあたりはファンタジーバトルものの王道的パターンを踏襲している作品です。主人公・ユウキの特殊能力がモノバイルという怪物との戦闘以外では発動しないと設定しているところも、特撮ヒーローもの的であり正しいと思います。もちろん特殊能力を得てしまったがためにそれを制御できずに暴走してしまうというパターンもありだとは思いますが、それだと作品が暗くなってしまう恐れもあります。
突っ込みどころを敢えて挙げるならば、ヒロインの本名がアルバトロスというところでしょう。これは方々で言われていることですが、アルバトロスとは「アホウドリ」の英名です。アホウドリは読んで字のごとく、動きが緩慢で人間が来ても逃げないからそう呼ばれています。あと、アルバトロスといえば、「チアリーダー忍者」などのキワモノ映画の配給先としておなじみのアルバトロスフィルムを連想する人もいるでしょう。(もちろんまともな映画も配給しています、念のため)まあヒロインのネーミングには何か深い意味でもあるのかどうか定かではないし、ソレばっかりを突っ込んでで作品を貶めるつもりも僕にはありません。今のところは王道的な路線といえるので個人的には可もなく不可もないといったところですがもう少し突き抜けた展開に期待したいところです。
>結界師
限が死んだ後に黒芒楼とのバトル編に突入しました。最初のころは地味であったものの、徐々に盛り上がってきていますね。それにしてもレギュラークラスのキャラの限をいきなり殺してしまうという展開は衝撃的でした。
>ブリザードアクセル
冬季オリンピックも近いとあって、現実世界でもフィギュアスケートは注目を浴びているので、この作品の存在もタイムリーでよろしいかと思います。
本編は梧桐陣VS加藤進の五回戦を描いていますが、加藤の小物&噛ませっぷりと陣の演技に驚いたときの表情がかなり笑えました。黒塚の「男塾」の雷電ばりの解説役ぶりもフィギュアスケートをわかりやすく説明しているので良いです。
なお、今週のお話は劇中で陣が実際にBGMとして使ったホルストの「惑星」の中の一曲「木星(ジュピター)」を聞きながら読むといっそう楽しめると思います。
余談ですが、この漫画の主人公・吹雪の名前は、作者が宝塚ファンであることを察すれば、今は亡き越路吹雪からいただいたのではないかと思っています。
>地底少年チャッピー
「ミノル小林」でおなじみの脱力ギャグ漫画のエキスパート・水口尚樹先生の新連載。「少コミ」系漫画の男キャラに対するあてつけ的な小型地底人・ショーイチがいい味出しています。ガングロ&語尾上げなどのステレオタイプ的コギャルも妙に笑えました。
>あいこら
超美形で女子にモテモテの転校生・ハイジが実はバイセクシャルでハチベエにほれてしまうというボーイズラブ的展開は井上先生ならではの展開でした。また、ハイジがオチでやおい少女たちのカリスマになっているところも見逃せませんでしたね。
劇中のAV「みるくボンバイエ」は「美鳥の日々」でも使っていたネタですが作者としてはやはりお気に入りのねたなんでしょう。
>道士郎
健助が命を賭けてヤクザの松崎と対決するところはなかなか良かったのですが、残念ながら来週で最終回・・・・。ところで劇中で道士郎が無言で立ち上がった理由は一体・・?
>からくりサーカス
先週はギイが散華・・・・・。物語もいよいよクライマックスに入ってきた感じがします。今週は激闘の序章的なエピソード。ギイの捨て身の攻撃から生き残った黒賀村で仲町サーカスの面々を襲った自動人形たちが再登場しました。シルエットだけでもバレバレでしたがね。鳴海はまだ、エレ=フランシーヌ人形の生まれ変わり説に取り付かれているようですが、そろそろその誤解を解いてほしいところです。そのためには勝との再会が必要なんでしょうがね。
かつてはアルレッキーノのアッシー(死語)であったアノス&ケニスのうちアノスは勝にあっけなくやられて死亡・・・まあこれはヤツらしい散り方だったと思います。
総評
「道士郎」が次号で最終回。ということはサンデーもそろそろ改変期か?
「グランドライナー」の短期集中連載はもしかして「ガッシュ」の雷句先生の怪我が治るまでのつなぎを兼ねているのかもしれません。今年は仕事や私生活でいろいろあったので雑誌感想はほとんどサボりっぱなしでした。来年も週刊ペースで感想を書くのは恐らく無理だと思いますが、よろしくお願いいたします。